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うるせえそんなこと知るか


BL好きです
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    立命館大学のアレ
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      立命館大学のクソ案件からどうにも気持ちの悪さが拭えないのでここに吐き出す。それと批判についてモヤること

       

      あれは学術的研究を建前にした女性に対する人権侵害でしょ。仮にも教育機関の中でこういったことが罷り通ってしまう現状に唖然とした。言うまでもないけれど、フィルタリング実験のサンプルになり得る有害表現なんて、普段からネットの片隅に隔離された「女性向け性表現」をわざわざ掘り出しに行かなくてもそこらじゅうに男向けの有害表現が垂れ流されているではないですか。その上女性主体の性表現を「有害」扱いまでするってもう確信犯だね。動機が女性の性的主体性に対する蔑視感情、男側の女性差別や女性を客体とする性的表現が孕む有害性の目くらましというミソジニーなのは誰の目から見ても明らかだし、ジェンダーギャップ指数を下から数えた方がはやい日本社会だからこそ論文を(最早あれはただの女性というマイノリティに対するヘイト文書だと思うけど)非公開にする程度で済んでいるけど、海外だったらもっと取り返しのつかないことになっているんじゃないのか。

       

       今回の件を踏まえて、やはりフィルタリングやゾーニングという先進的な概念が認知されつつある今、それが女性を環境型のセクシャルハラスメントから守るという本来の目的から逸れて、逆にそれを錦の御旗に女性の性的プライバシーが蹂躙されることや、女性向けの性表現だけにそれが適用されてしまう危険性があるのだと改めて実感した。それでなくともゾーニングやフィルタリングに適用されるものの社会的な合意形成からして可笑しいんだけども。結論からして私は女性主体の性的男性表象にゾーニングの必要性は特にないと思っている。だってこれは性的女性表象の暴力性を性的男性表象に被せて本体非対称である二つを同等のものに見せかけるただの偽装工作で、これによってゾーニングする際に性的男性表象が不当に引きずられる形になっているだけだ。全く悪質なことをしてくれる。仮に女性が主体となる性的男性表象が性的女性表象と対称のものになるのなら、何故女性主体の性的男性表象ばかりがここまで軽んじられるのか。今回にしてもそう。隔離の手段をとっているのにも関わらずだ。その一方で性的女性表象はいつも無傷である。女性差別が垂れ流されようと女性客体の性的表現がゾーニングなしに大っぴらに開陳されようと、そうやって女性性を侵害する側は無断で分析対象にされることがないばかりか加害行為さえ咎められることだってない。なぜなら彼らには、彼らの女性を性的客体化とした表現には、権力が発生しているからだ。女性側の男性客体性的表現はあくまで、自らが「性的主体」になることでそうやってホモソーシャルから位置づけられた「性的客体としての(女性)性」から女性が心理的に下りられる救済措置にもなり得るわけで、(本人の意思に関係なく権力の関係からして自動的にそういう構造が成り立ってしまう)それが「有害」とかありえない。マイノリティによるマイノリティのエンパワーメントなんだからむしろミソジニー社会を脅かす事にさえなってしまう。それは正に「男性を性的客体にする女性の性的主体性」を差別した立命館自らがその行動によって証明している。

       

      前述のようにゾーニングという措置をとる時だけ女性主体の性的男性表象を性的女性表象と同等にしようとするのは欺瞞でしかなく、そうやって非対称を隠ぺいすることこそが有害だ。だからネットに散見される今回の件に対する批判の中には、どうも腑に落ちないものもあった。実際は「隔離された性的表現」を無断で公の場に晒しあげたから悪いのではない。シンプルに「女性の人権を侵害した」から悪いのだ。そう言い切ることさえままならない現状がグロテスク過ぎる。ついでに言えばピクシブの規約に違反したから悪いだとかいう批判はそれはそれで問題があると思う。立命館側の明らかな女性差別に対してでなく、ただ単に「企業が掲げるルールに違反したから」罰せられるべきと思っている時点であの立命館の奴らと大差ない。学術的な引用ならば法的には問題がないという指摘も出ていたが、誰も法的には云々だとかそんな話はしていない。要は今回の構図はセクハシャルハラスメントと同じことだ。マイノリティの性的プライバシーを本人の主体性なしに一方的に暴く事が問題だったのだ。ましてや大学という社会的に影響力のある機関がマイノリティ個人に対してそれを行うことは、何重にも歪な権力の行使となるだろう。(というか法律上ОKだったとしても人の尊厳を守らない法律って何だ。その法律に意味はあるのか)

       

      引用された作品が「二次創作」であった事がバッシングされていたが、「女性」の(男性を性的客体化するという)エンパワーメントの一貫と、ただの女性差別という全く非対称なものを同じ遡上に載せている事自体が茶番だし、「二次創作」が倫理的にタブーな行為である前提なのが妄想も甚だしい。二次創作の倫理的な是非なんて公式側や作者が声明しない限り分かりようがないだろう。(また声明しない方にも存分に責任があると思う)「キャラを二次創作に使われてる作者の気持ち」なんて分かる人いねえのに勝手に代弁している奴めっちゃうけるわ。

      また、「被害者側にも非があったから加害者側の行為も相殺される」というのは論理的にも可笑しく、そもそもそれとこれとは全く関係がない話である。二次創作だろうがオリジナルだろうが立命館側が無断で女性の性的プライバシーを開陳し侵害したことは逃れようのない事実であり、絶対に許されない加害行為だ。

       

      また今回の件で、「腐女子は自衛のため隠れよう」という言説が主流になっている事に引っかかりを覚える。これは加害者側の輪郭を曖昧にさせ、被害者側に責任転換をさせる様に誘導する悪質なものだ。いつだって悪いのは自衛の‘’足りなかった‘’女性ではなく女性の人権を侵害する側の方。「自衛のために隠れる」ことはあくまで女性がホモソーシャルの加害から身を守る為の致し方のない手段の一つであり、それをしない事が「罪」なのではなくそれをせざるを得ない状況が異常で不当なのである。

      それに言ってしまえば、「自衛のために隠れる」事で多少の安心感は得られるのだが、(そしてそれが意味のない事だとは全く思わないけど)実際それをしたところで加害から身を守れるわけでもない。腐女子がどんなに検索避けしようがホームページにパスワードをつけようが、ミソジニーが浸透した社会では逃げ場はない。BL好きなら検索避けされたBL作品が荒らされたり晒し行為にあっている光景を、幾度となく見てきたのではないかと思う。男性同性愛を愛好する女性の性的主体性の蔑視に対してきっぱりとNOを突き付けなければ、根本的な問題は解決しないのだ。

       

      しかしまあよくもこんなことしてくれたよなあ。直接被害に遭ってない私でさえこの絶望感なんだから被害に遭われた方々の心情は察するに余りある。例えばボーイズラブ愛好者女性のコミュニティが盛り上がりを見せれば見せるほど社会からの抑圧はそりゃもう酷かったけど(ユーリオンアイスやおそ松さんが流行った時がそれ)それでも二次創作がここまで酷い隔離に追い込まれるなんてことはなかった。もともと歪んでいた均衡が更に崩れてしまった。女性の性的主体性はこんなにも簡単に男社会によって潰される。それはすなわち男女の権力格差が取り返しのつかないほど広がってしまっているということだ。

       

       

      |01:46| ジェンダー | - | - | posted by 野ばら
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